【具体例】知育玩具としての積み木の遊び方【0歳】
子供のおもちゃの代表「積み木」
昔から親しまれている知育玩具の一つですね。
しかし、知育玩具と言われているけど
どんな風に遊ばせたら良いのかよく分からない
子どもが全然興味を示さない…といったお悩みを
よく耳にします。
今回は、「こんな遊び方をすると、こんな力を伸ばす事ができる」といった感じで
知育玩具としての遊び方を具体的に紹介していきます。
目次
・ピント合わせ
・音源探し
・「どうぞ」「ちょうだい」「ありがとう」
0歳児ですと最初積み木を口に入れたり、
舐めたりします。
この頃は手指の発達が未熟なので、
初めて見るものや興味のある物がどんな物なのか
「舌」で確認をしています。
ですから口に入れたからといって積み木を取り上げたりするのではなく、思う存分確認させてあげましょう!
誤飲には充分気を付けて下さいね。
・ピント合わせ(視力)
まずは視力の発達を促すような遊びから
はじめましょう!
3ヶ月くらいまではまだまだ視力が未熟です。
視力はピント合わせが大切です。
カメラのレンズのようにピントが合ったところが
見えるポイントです。
このころは、なるべく大きくて、「赤・青・黄色」の
積み木を使うといいです。
あの久保田カヨ子さんも「三原色を知る」ことから
いろいろな色を認識できるようになると言っています。
①お子さんの目から約30~40㎝くらい離したところで
ピントが合うところを探します。
②お子さんを見ていると表情でピントがあった瞬間が
分かると思いますので、ピントがあったら
積み木を左右にゆっくり動かします
そうするとお子さんは積み木を目で追ってくると
思いますので声を掛けながら楽しくやりましょう!
・音源探し(聴力:聞き分ける力)
①積み木を「カチカチ」とまずは鳴らして
聴かせてみます
②「カチカチ」と鳴らす場所を変えていきます。
寝ている赤ちゃんの左右、頭の方、足の方など・・・
そうすることで「どこから音が鳴っているのかな?」と
音源を探します。
大人は離れた場所で音が鳴っていてもだいたいどの
あたりから音が聴こえてきているかすぐ分かります。
しかし、赤ちゃんは大人と違って「聴きわける力」が
まだありません。
例えば、大人はザワザワした電車やレストランの中でも
相手の話だけを聴き取り、聴きわけることができます。
相手がどこで話していて、何を話しているか
聴きわけることができます。
しかし赤ちゃんはまだそれができません。
ザワザワ・・・と、様々な音が聴こえている状態なのです。
赤ちゃんに聴きわけてもらうためには
大きな声で、分かりやすく話しかけるのがコツです。
聴きわけるためにはいろんな音を聴くというのも大事です。
積み木にかぎらず、おうちにあるいろんなものを使って
いろんな音を聴かせてあげてください。
これから言葉を覚えていく上でも、
「音源を探す」「聴きわける力」というのは大切です。
パパママの声を聴きわけてもらうためにも、
ぜひ取り組んでみてください。
・「どうぞ」「ちょうだい」「ありがとう」
(関わりを楽しむ)
お座りができるようになってきたらぜひやって
みてください!
①積み木を赤ちゃんに「どうぞ」といって渡してみる
②受け取ってくれたら 「ちょうだい」と
手を出しながら言ってみる
③積み木をあなたの手の上に置いてくれたら
「ありがとう」と言う
たったこれだけのやり取りですが、赤ちゃんは
とても楽しそうに何度もやりたがると思います。
このやり取りを通し、人と関わることの楽しさを
味あわせてあげましょう。
そうすることで同時に少しずつコミュニケーション能力
を育てる事もできます。
いかがでしたか?
積み木はただ積むだけ、並べるだけが積み木の遊び方では
ありません。
お子さんのいろいろな力を伸ばしてあげる事が
できるとても身近な知育玩具です。
「どんな積み木がオススメですか?」と
よく聞かれるのですが、私がオススメする積み木は
「くもん図形キューブつみき」
どちらも色がカラフルで小学生になってからも
楽しく遊べる積み木です。
「くもん図形キューブ積み木」は、以前教えていた
幼児教室でも使用していました。
遊びの幅を広げられ、長く使える積み木です!